予防歯科
preventive dentistry
虫歯や歯周病になってから治療をするのではなく、未然に防ぐことを目的として行なわれるケアが「予防歯科」です。
治療が終了してからが、予防歯科のスタート。もう二度と治療しないようにするために、まずは「何が原因で歯や歯茎が悪くなったのか?」「防ぐにはこれからどうしたらいいのか」をよく理解して治療に取り組んでいくことが大切です。
歯周病治療
periodontal disease
歯周病治療は、歯科治療の中で、一番最初に始めければいけない治療です。軽度でも、重度でも、歯周病のコントロールをまずしなければ、長持ちする治療は難しいです。しかし、痛みがでないまま進行する歯周病は、最初の治療の前に、しっかりとした説明がないと患者さんにうけいれてもらえません。当院では、歯周病をコントロールしないと、なぜ治療したものが長持ちしないのか、重要性を、最初にしっかりと説明いたします。
インプラント
implant
当院では、インプラントを前提とした説明は致しません。インプラント治療は外科的な処置であり、治療を受けるためには全身の健康が良好であることが必要です。
かぶせもの&つめもの
Cover and stuffing
かぶせもの&つめものの治療は、セラミックという陶磁器製の素材を使用して歯の修復や審美的な治療を行う歯科治療の一種です。セラミックは天然歯に近い外観や質感を持ち、審美的な要求に応えるだけでなく、耐久性も高い素材として広く使用されています。かぶせもの&つめもの治療は歯科審美と機能の両方を向上させるために非常に有用であり、天然歯と見分けがつかない美しい結果を提供します。
かぶせもの&つめものの種類
セラミックスクラウン
セラミックスクラウンは、壊れた歯を修復し、改善するための歯科治療手法の一つです。金属で回復させたりセラミックスを使った審美的な改善と機能の回復に非常に有用であり、歯の健康を改善するのに貢献します。
硬質レジン前装冠(前歯部のみ)
長所
- 色が白く作れて丈夫
- 中身が金属なので、強度がある
- 前歯~犬歯であれば保険適用で治療費が抑えれる
短所
- 透明感がない
- 変色していく
- 裏から見ると銀歯が見える
- 金属アレルギーを起こすことがある
メタルボンド
長所
- 天然歯のような自然な白い歯になる
- 歯を削る量が少なめ
- 変色しない
- 強度が強い
短所
- 費用がかかる
- 内側に少し金属が出る
- 金属アレルギーを起こすことがある
- オールセラミック、ジルコニアと比べると自然な発色という点ではやや劣る
合金(金銀パラジウム)
長所
- 金属なので強度があり、どの歯にも使える
- 保険適用で治療費を抑えれる
短所
- 審美性はない
- 金属部分が目立つ
- 金属アレルギーを起こすことがある
オールセラミックス
長所
- 天然歯のような自然な透明感がある
- 変色しない
- 金属アレルギーが起こらない
短所
- 費用がかかる
セラミックスインレー
セラミックスインレーは、むし歯や歯の損傷を修復するための歯科治療手法の一つです。セラミックスインレーは、歯の損傷やむし歯の治療において、保持力、審美性、耐久性の高い選択肢として利用されます。歯科医との協力により、患者の口腔健康を維持し、噛む能力を回復させるのに役立ちます。
ラミネートべニア
ラミネートベニア(または単にベニア)は、歯の表面のみを美しくするための審美歯科治療手法の一つです。ラミネートベニアは歯科美容において歯の外観を改善するための効果的な方法であり、歯の審美性を向上させるのに貢献します。
ダイレクトボンディング
ダイレクトボンディング、または審美的ダイレクトコンポジットレジン修復と呼ばれる治療法は、口内でさまざまな美容修復用のプラスチックを使用して、天然歯に近い美しい外観と未来の歯の形状を再現する方法です。
ホワイトニング
whitening
ホワイトニングとは、歯の表面の色調を明るくする歯科治療プロセスです。歯の外観を美しく改善するための一般的な歯科治療であり、歯の色を明るくしたい患者に人気があります。ただし、治療前に歯科医と相談し、最適な方法を選ぶことが重要です。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、患者自身が自宅で歯を美白するための歯科治療方法です。ホームホワイトニングは自宅で利用でき、歯の美白を追求したい患者に選択されます。ただし、治療の進行と効果の確認のため、歯科医の指導のもとで行うことが重要です。
当院のホームホワイトニングの流れ
1写真撮影
ホームホワイトニングの最初のステップは、歯の現在の色や状態を記録するための歯の撮影です。歯科医師は、歯の色調を記録し、ホワイトニング前のベースラインを確立します。これにより、ホワイトニングの進行状況を評価する際に参考にすることができます。
2型取り
次に、歯科医師は患者の口に合ったカスタムのマウスピース(トレイ)を作成するために型取りを行います。患者は特殊な印象材料を口に取り、歯科医師がそれを使用して正確な歯型を作成します。この歯型は、後でホワイトニングトレイを作成するために使用されます。
3薬剤・マウスピースお渡し
歯科医師が歯型を取得した後、カスタムのホワイトニングトレイ(マウスピース)を製作します。通常、トレイは柔軟で透明なプラスチックでできており、歯に密着するようにデザインされています。また、ホワイトニング用の薬剤も提供されます。薬剤は過酸化水素やカーバミド過酸化物などの成分を含み、歯を美白するのに役立ちます。
4自宅でホームホワイトニング
歯科医師から指示を受けた通り、患者はホワイトニングトレイに薬剤を適切な量を塗布し、トレイを歯に装着します。通常、この処理は就寝中や数時間にわたって行います。治療の頻度と期間は、患者の状態や歯科医師の推奨に応じて調整されます。定期的な通院も必要かもしれません。
矯正歯科
orthodontics
矯正歯科は、歯と顎の不正な配置や咬合(かみ合わせ)を診断し、修正する歯科専門分野です。歯や顎の不正配置を修正し、患者が健康的で美しい笑顔を手に入れるのに役立ちます。治療の詳細は患者の症状によって異なりますので、歯科医との相談が必要です。
矯正治療は現在、様々な治療方法が存在します。インターネットが普及し、“見えない矯正”や“スピード矯正”など矯正に関するたくさんのワードが挙るの中、自分の治療方法としてどれがベストか迷われる方も多いと思います。
当院では初回相談の際、患者さんのご希望を伺い、検査結果、治療方針のご説明時になるべく患者さん生活環境やご希望沿った治療方針を幾つかご提案させていただきます。また、最新の矯正カウンセリングソフトで画像を用いてできるだけ分かりやすくご説明させていただきます。
矯正認定医
栗原
当院では、矯正認定医が常勤しており、矯正の患者様を担当しております。
子どもの矯正
子どもの矯正(小児矯正)は、あごの骨のバランスや大きさを整える「1期治療(骨格矯正)」と、永久歯が生えそろってから歯の位置を整える「2期治療(本格矯正)」の2段階からなります。大人の歯並びが完成するまでのいわば基礎工事となります。
当院では、適切な時期に適切な治療を行うことにより、バランスのとれた顎、顔の成長を促し、なるべく永久歯を抜かずに矯正治療を行えるよう治療方針を立案していきます。
大人の矯正
永久歯に生えそろった方を対象とするのが成人矯正で、「2期治療」ともいわれます。近年、治療技術の進歩により、矯正治療に年齢は関係なくなり、患者様のライフスタイルに合わせてさまざまな治療法が選択できるようになりました。
当院では様々な装置を取り揃え、患者さんのご希望に合った治療方法をご選択頂けます。
矯正装置の種類
マルチプラケット
マルチプラネット(Multi-Planar)は、矯正装置の一部として使用される要素の一つです。マルチプラネットは、矯正治療の一環として歯医者によって設置され、患者の特定の歯の状態に合わせて調整されます。矯正治療の一環として、歯を望ましい位置に移動させ、美しいかみ合わせと正しい咬合を実現するのに役立ちます。
アライナー型矯正装置
透明なマウスピースタイプの矯正装置です。 ブラケットやワイヤーを使用しないため、付けているのがほとんどわかりません。 マウスピースを2週間ごとに新しいものに付け替えていくことで歯並びを改善していきます。
床矯正
床矯正(あるいはロアアーチ矯正)は、歯列矯正治療の一形態で、主に下顎(下の歯)の歯並びと咬合を修正するために使用されます。床矯正は、特に下顎の歯に関する問題を修正するために使用され、正しいかみ合わせを実現するのに役立ちます。治療計画は個々の症状に合わせて歯科医と相談し、カスタマイズされます。
小児歯科
Pediatric dentistry
子供さん自らの「歯を大切にする気持ち」を育てます。
「歯」とのつきあいは、とても長いもの。子供の時に「歯医者さんは痛くて恐い」という恐怖心を持たれてしまうと、大きくなっても痛くなるまで歯医者に通うことができなくなってしまい、大切な歯の健康を損なう可能性が高くなってしまいます。 子供の頃の歯医者さんの印象はとても大切で、小児歯科医の責任はとても大きいと考えています。
むし歯からお子様を守るために
1.フッ素塗布
「フッ素」には、歯質を強くする特徴があります。また、むし歯の原因となる「酸」の産生を抑制する特徴があります。歯医者に行って、定期的に歯にフッ素を塗布することで、むし歯になりにくい歯をつくり、むし歯予防をしましょう。
2.シーラント
奥子供の歯の溝は、特にプラークが溜まりやすく、むし歯も発生しやすい特徴があります。「シーラント」とは、この溝を、プラスチックのような素材の歯科材料で埋めてしまうことによって、プラークを溜まりにくくして、むし歯を予防するための処置です。
3.ブラッシング指導
むし歯の予防には、毎日のハミガキ(ブラッシング)がとても大切です。正しい方法でブラッシングができるように、当院の歯科医師や歯科衛生士がブラッシングのポイントをご指導させて頂きます。また、親御さんには、仕上げのブラッシングのポイントについてもご指導させて頂きます。
小児矯正
小児矯正は、子供の時に行う矯正治療のことですが、もちろん矯正治療自体は大人になってからでも行うことは可能です。しかし、子供は成長段階にあり、あごの成長の力をコントロールしながら矯正治療を行うことが出来るため、子供の時から矯正治療を行うことで、より理想的な治療を行い、良い結果に結びつけていくことが期待できます。
親知らず・口腔外科手術
Oral surgery
親知らず
親知らずは、通常、奥歯の一部で、第三大臼歯とも呼ばれます。多くの人にとって歯の健康に影響を与えることがあるため、注意が必要な歯です。問題がある場合、歯科医との協力によって適切な処置が行われるべきです。
抜歯するメリット
- 痛みや不快感の軽減
- 他の歯への影響の防止
- 感染の予防
- 歯並びの改善
- 口臭の原因の除去
抜歯するデメリット
- 手術のリスク
- 腫れと痛み
口腔外科手術
口腔外科手術は、口腔内または口腔周囲の領域における外科的な処置を指します。歯科医や口腔外科医によって専門的に行われ、口腔内のさまざまな問題に対処します。手術前に詳細なカウンセリングと評価が行われ、患者の状況に合わせた最適な治療プランが策定されます。
口腔外科で治療している病気
- 親知らず
- 抜歯
- 歯の移植
- 口腔の炎症
- 口内炎
- 口腔粘膜疾患
親知らずなどの抜歯した歯を移植できる?!
歯の移植は、歯科治療の一部として行われる手術的な処置で、通常は自身の歯を他の場所に移植することを指します。歯の移植は、特定の状況で歯を回復するための選択肢の一つですが、成功するためには詳細な評価と歯科専門家の指導が必要です。治療の適切な選択を行うためには、歯科医とのカウンセリングが重要です。
入れ歯・義歯・
ブリッジ
Oral surgery
入れ歯・義歯
歯を失ったときの選択肢には、義歯(入れ歯)、ブリッジ、インプラントなどがあげられます。患者様の症状によっては選択することのできない治療法もありますが、それぞれの治療法のメリットやデメリットがありますので、最も合う治療を選択することが大切です。
健康保険が適用される場合、素材に制限があることがありますが、自費診療の場合、チタンやコバルトクロムなどの素材に関する制約はなく、また、より適切なフィット感を実現できます。
さらに、バネのないフレキシブルデンチャーや磁石式など、さまざまな種類の入れ歯を提供しています。当歯科医院では、患者様の要望に合わせて、最適な入れ歯を製作いたします。
当院の入れ歯・義歯の治療
ノンクラスプデンチャー
(バネが目立たなくなる入れ歯)
ノンクラスプデンチャー(Non-Clasp Dentures)は、入れ歯(歯のない口に取り付ける義歯)の一種で、特に部分入れ歯のデザインに関する用語です。通常の部分入れ歯は、金属のクラスプ(留め金)と呼ばれる金属フックを使用して、周囲の自然歯に取りつけられることがあります。しかし、ノンクラスプデンチャーは、金属フックを使用しない代わりに、他の方法を用いて歯のサポートを提供する部分入れ歯です。
金属床義歯
床と呼ばれる土台部分に金属を使った総入れ歯です。金属で出来ているので熱の伝わりがよく、装着時の違和感も軽減され、プラスチックのものに比べるとおいしく食事も楽しむことができます。保険の制約がないため、見た目(審美性)や口腔機能の重視など色々な工夫がなされた様々な種類の入れ歯があります。
レジン床義歯
レジン床義歯は、歯肉と顎にフィットする部分が歯肉の模様が施されたピンク色のプラスチック樹脂で作られた入れ歯で、保険適用の入れ歯です。 入れ歯は薄いほど違和感が少ない傾向がありますが、プラスチック素材であるレジンを過度に薄くすると、割れやすくなる可能性があるため、適切な強度を維持するために一定の厚みが必要です。レジン床義歯のメリットは、強さ・硬さが十分あること、耐久性があること、滑らかできれいbなことなぞがあげられます。
磁性アタッチメント義歯
残っている自分の歯の根に磁性金属をうめこみ、入れ歯側に超小型磁石を取り付け、義歯を磁石によりピッタリ吸着させます。 金属製の留め具もないので、見ためにもきれいですし、お手入れが簡単です。 ※歯の根の部分が残っていない方は適用できません。
ブリッジ
歯を失ったときの選択肢には、義歯(入れ歯)、ブリッジ、インプラントなどがあげられます。患者様の症状によっては選択することのできない治療法もありますが、それぞれの治療法のメリットやデメリットがありますので、最も合う治療を選択することが大切です。
健康保険が適用される場合、素材に制限があることがありますが、自費診療の場合、チタンやコバルトクロムなどの素材に関する制約はなく、また、より適切なフィット感を実現できます。
さらに、バネのないフレキシブルデンチャーや磁石式など、さまざまな種類の入れ歯を提供しています。当歯科医院では、患者様の要望に合わせて、最適な入れ歯を製作いたします。
歯を失った場合の治療(比較)
メリット | デメリット | 保険 / 自費 | |
インプラント | ・人工歯根を埋入することで、しっかり固定して噛めるようになる ・他の歯を削る必要がない ・見た目も自然 ・他の歯への過重負担がない |
・人工歯根を埋め込む手術が必要 ・顎骨の状態によっては、適用できない場合がある ・治療費が高い ・治療期間が長い |
・自費のみ |
ブリッジ | ・しっかり噛めるようになる ・見た目も自然 |
・両隣の歯を削る必要がある (連絡冠の支台にするため) |
・保険 / 自費共に可 |
入れ歯 | ・他の歯をほとんど削る必要がない(少し削る場合もある) ・多数の欠損歯を一度に補うことができる |
・ガタついて嚙み心地が良くなかったり、装置に違和感がある場合がある ・固定用のバネが見える |
・保険 / 自費共に可 |
むし歯治療
Cavity treatment
むし歯治療は、歯に生じたむし歯と呼ばれる歯の病気を治療するためのプロセスです。むし歯治療は、歯の健康を回復し、疼痛や感染を防ぐために重要なプロセスです。しかし、予防が最も効果的な方法であるため、むし歯の発生を防ぐために定期的な歯科検診と良好な口腔衛生習慣を実践することが大切です。